GAMOYON Galleryでは、11月4日から西嶋みゆき個展 -中空のかざりもの-

を開催します。


 展覧会タイトルを作品名とする「中空のかざりもの」3枚の内1枚は、

176×178cmの大作です。一版多色刷りされた金魚の木版画が36枚合わさり、

壁面を泳ぐ金魚の中に青花唐草文丸壺が浮かび上がります。


 タイトルを「はないかだ」とする作品は、夜店で使い捨てられる金魚掬い

の"ポイ"を額に収め、設られた装飾品へと変換されています。金魚を花筏の

花に見立て.柔らかで上品な色合いが美しいです。


展示された作品の整えられた美しさは、同時に元の用途や存在から離れてい

く、人が作る価値の危うさを問われているようでもあります。


 金魚も壺も「時に虚しく、時に愛おしくもある」と西嶋さんは言います。

15年以上経ってもなお擦り切れることのない一枚の版は、価値変動の激しい

時代に生きる私たちが、見て、愛でているものは何かを考えさせます。


今回は、主催されているcmonos(クモノス)での展示と同時開催となります。

クモノス一階で、186枚の木版画を組み合わせた大作「絨毯のなかの織り子」

が展示されています。合わせてご覧いただけたら幸いです。