GAMOYON Galleryでは11月25日より、越田博文展-いつか みた どこかへ-

を開催します。


近年、越田さんは白い靄の隅間から色彩の重なりと奥行きを感じさせる

抽象世界に、花や景色の写真からトレースした線をアナログな手法でイメ

ージを重ねて絵を作られてきました。


具象の線と抽象的な色面とが相互に影響し合い、鑑賞者の焦点を揺れ動か

す装置となっています。現実からトレースされた線は、風景の記憶の中の

違和感として、足に触れた草や、花の香り、波の音といったカタチのない

記憶を辿っているようにも感じます。


今回は新しい試みで、コントラストや色調の変化でデジタルに選ばれる

線ではなく作者の手により感覚的に選ばれた線が使われている作品もあり

ます。一つは二つ組になった大きな横長の作品で、利休梅と梅花藻の花が

相対し、それぞれ独立した一点でもあります。


次に繋がるキャンバスもアトリエに控えているとのことで、今後絵巻のよ

うに越田さんの変遷が繋がり残されていくのかもしれません。


18点の作品を展示しています。

ギャラリーにて是非ご覧ください。


今展覧会後、来年3月の『drawing in my room展』まで、お休みさせて

いただきます。